フェルトのような、不織布タイプの紙おしぼりを捨てるとき、ふと「これって分別しなくていいの……?」って思うこと、ありませんか?
紙おしぼりの素材が何か分からなかったりすることもありますし、自治体によっては「フェルトは古着回収に」となっているところもあって、「この紙おしぼりもある意味フェルトだよね……?」なんて思ったりして。
なので、不織布タイプの紙おしぼりの捨て方について、ちょっと調べてみました。
おしぼりに使われている不織布の原料って?
まず最初に、テフラックスの紙おしぼりに限らず、世間一般に流通している紙おしぼりに多く使われている原材料を知るため、少し調査をしてみることに。
『一般社団法人 日本衛生材料工業連合会』のウェブサイトによると、紙おしぼりに使われる不織布の原料は、主にパルプ・レーヨン・コットンの3種類であるということが分かりました。
パルプやコットンは、焼却処分をしても問題のない天然素材ですが、レーヨンもまた、パルプやコットンなどのセルロースから作られる再生繊維、つまり天然素材です。
なので、早々に結論が出てしまったのですが、紙おしぼりは基本的に「燃えるゴミとして処理できる」となります。
「燃えないゴミ」な不織布ってどんなもの?
では、「燃えないゴミ」として分別しなければいけない不織布とはどんなものなのでしょうか。
ゴミの分別方法は自治体によってそれぞれ違うのですが、神奈川県横須賀市では、不織布で作られた換気扇フィルター(カバー)について『プラスチックやアルミなどの部品が付いているものは「不燃ごみ」に出してください』としています。
また、手芸などに使う不織布(フェルト)も、横須賀市では『集団資源回収の『古着・古布類』」に出してください』となっています。
紙おしぼりに使われる不織布はどちらにも当てはまりませんので、やっぱり「燃えるゴミ」で良さそうですね。
その他の自治体でも、不織布はシンプルに「可燃ごみ」「燃えるゴミ」と分類されていることが多く、金属やプラスチックが付いている場合でも、それを取り外せば燃えるゴミとして問題なく捨てられそうです。
おしぼり・紙おしぼりなどの衛生用品は「燃えるゴミ」で!
基本的に、おしぼりや紙おしぼりは、手指を拭いて清潔にするために用いる『衛生用品』です。
不織布マスクなどもそうですが、そういった衛生用品は「燃えるゴミ」として捨てて焼却処理をするほうが、ウィルスや菌を拡散しなくてすみますよね。
感染の問題を減らすためにも、紙おしぼりは「基本的に燃えるゴミ」として扱ったほうがいいのではないかな、と思います。