「あなたは使い捨てか布おしぼり、どちらが好きですか?」こんな事聞かれた経験はなかなかないだろう。しかし、もし聞かれたらどちらと答えますか?単純に好き、という点だけで評価すれば、布おしぼりと答える人も多い。しかしながら、衛生面も加味すると、「断然使い捨ての紙おしぼりがいい」という声をよく聞く。今日は布おしぼりと紙おしぼりの違いについて考察してみたい。
布おしぼりには安心する肌触りを
おしぼりを使うシーンだが、その用途は主に食事の前に手を拭くことだ。食事は、家の中で食事する場合と家の外で外食をする場合がある。通常自宅であればタオルで手を拭く人が多い。タオル、つまり布な訳ですね。人は、タオルに肌触りを求める傾向があるが、それは元々人が持っている、安心を求める欲求であったり快適さであったりするのではないか。
対して、外食の時は布おしぼりを持ち歩く人はほとんどいない。何故なら、濡らしたタオルを一日中持ち歩くのはかさばるし、トイレに行けば手が洗えるし。しかし、外食の時におしぼりがあると嬉しいのはなぜか。それはまず、お弁当を購入するなどのテイクアウトな外食の場合、近くに水道がない場合があるからだ。テイクアウトして、機内で急いでサンドイッチを食べるビジネスマンもいるだろう。テイクアウト外食の場合の紙おしぼりは、働く者や子育て中のお母さんにもかなり嬉しいサービスである。この場合、おしぼりはポイと弁当箱と一緒に躊躇なく捨てられる紙おしぼりが主流だし、喜ばれる。
衛生面では?
レストランや喫茶店では、布おしぼりと紙おしぼりのどちらが嬉しいか。まず、おしぼりを使う側と提供する側では言い分が違う。使う側は、上述のように肌触りを求める場合は布おしぼり派となるだろう。年齢層によっても意見は変わるかもしれない。使い捨ての紙おしぼりは、エコな観点から気持ちが引っかかると。また、不特定多数の人が使う布おしぼりについては、衛生面で嫌う人もいるかもしれない。どんなに布おしぼりを殺菌処理しか行わないのではないかと。なるほど、紙おしぼりの普及は衛生面での好意見が多く、広く世間に普及したようだ。
最近では、紙おしぼりでも布おしぼりのようなガーゼタイプのものも開発され、布おしぼりの長所も合わせもつ商品も出てきたようだ。これから、お花見の季節。花を見ながら、親しい友人や家族とどちらのおしぼりが好きか、なんて語るのも悪くはない。